「飲食店開業準備者必見!」お客様が喜ぶ業務用食器の選び方・購入の仕方とおすすめ食器10選
業務用食器の選び方から購入の仕方について具体的にまとめています。食器選びこそお店の印象に直結します!お客様に喜んでいただく食器選びの意外な方法とは?必要資金やおすすめアイテムについてもご紹介をしています
- 料理だけでなく食器でもお店の個性を伝えていきたい
- 良い食器を使うことで、お客様に料理をよりおいしく感じてもらいたい
- 破損も多いので、コストパフォーマンスの良い食器を見つけたい
そのような思いを持たれている飲食店の経営者はいらっしゃるのではないでしょうか? 飲食店を開業する際には、大型の厨房機器から細かな消耗品まで、実に多くの資材・設備が必要です。その中でも直接お客様が手にとって使う食器類は、店の印象を決める重要なアイテムになります。飲食店を開業する際に欠かせない「業務用食器」、その選び方から購入方法、更にはオススメ商品についてご紹介します。
考えるべき4つのポイント
お店のコンセプトに合わせる
業務用食器を選ぶ1つ目のポイントは、「お店のコンセプトに合わせる」という点です。まずはお店のコンセプトに合わせた食器選びをするために、3つのテーマ「ターゲット」「ジャンル」「価格帯」について考えましょう。あなたのお店で購入すべき食器は何か、明らかにすることができ、効率的にお店のコンセプトに合った食器をそろえることができます。
お店のターゲットに合わせる
ターゲット層に合う食器を用意することで、よりコンセプトを消費者に届けられるお店になります。例えば、10代の中高生をターゲットとしている食堂ならば壊れにくい食器を用意するべきですし、40代の裕福な主婦をターゲットとしている高級レストランならばラグジュアリーな食器が求められるでしょう。
料理のジャンルに合わせる
お店のジャンルについても考えましょう。例えば和食なのか、イタリアンなのかという料理のジャンルから、レストランなのか喫茶店なのかといったお店のジャンルによって、それに合った食器を選ぶことができます。業務用食器店などではジャンルに合わせて食器棚を設けておりますので、目的にあった食器をその中から選ぶことができます。
料理の価格帯に合わせる
提供する料理の価格についても考慮しましょう。せっかく高価な食材を使って、最高のシェフが料理をつくったのに、明らかに安い100円ショップで売っているようなお皿で料理を提供してしまっては、料理の質までも疑われてしまいかねません。
以上を考慮することで、お店のコンセプトに合った食器選びができるはずです。
使用頻度を考えて選ぶ
食器を選ぶ2つ目のポイントは、「使用頻度を考えること」です。使用頻度が高いものはやはり破損の恐れがあります。高級な食器を何度も買い換えることになると、よほどの繁盛店でなければ、お店の財政的に苦しくなります。使用頻度が比較的低いものについては高価な業務用食器を用意し、使用頻度の高い食器は見た目が良く安価でコストパフォーマンスが良いものを選ぶと良いでしょう。
季節感を取り入れる
業務用食器を選ぶ3つ目のポイントは「季節感を取り入れること」です。季節感の取り入れ方について2つの観点「材質や色」「絵柄」をご紹介します。 この手法を取り入れることで、たとえ季節を問わないメニューであってもその時期に合わせた器に変えることで、違った印象を与えることもできます。
更には、常連のお客様を飽きさせない効果を見込むこともできるでしょう。
(食器は絵柄や材質により季節が限定されてしまうものもあります。まずは季節問わず使えるものを揃え、必要に応じ徐々に買い足していくのがおすすめです)
材質や色で演出
定番商品でも材質により季節感を演出することは可能です。夏場は涼しげなガラス器、冬場には土ものの陶器など使うことであたたかみを演出できます。
磁器でも、春夏にはパステルや青系の爽やかな色合い、秋冬には茶やオレンジ系など、色を変えるだけでも印象が変わります。
絵柄をプラスして演出
居酒屋や和食店では季節感の演出がとくに重要になりますが、開店早々季節ごとの器を揃えることはむずかしいので、比較的価格が安くデザイン豊富な箸置きや、季節の花や行事が印刷された紙製マットなどを定番食器にプラスして、季節感を演出してみてはいかがでしょうか。
お客様にインパクトを与える業務用食器
業務用食器を選ぶ4つ目のポイントは「インパクトを持たせること」です。料理にメリハリをつけ、お客様の記憶に残してもらうためにも、インパクトを与える演出は大切です。 「あえての大皿使い」「ジャンルはずし」「食器を統一しない」「名入れ・ロゴ入れをする」という4つの手法をご紹介します。少しセンスも問われ、高度なポイントなのですが、ぜひトライしていただくことをおすすめします。
大皿はインパクト大
賑やかな食事の場でもドンっと迫力のある大皿がテーブルに置かれたら、わっと一瞬にしてお客様の注目が集まりますよね。使い方としては、大皿に大量の料理を盛るだけでなく、食器の空間を生かして少量を盛り付けることも最近の人気です。
使い勝手も良く、インパクトも与えることのできる大皿はマストアイテム間違いなしです。印象に残る器を数枚仕入れておくこともおすすめです。
「はずし」を加えてみる
その店らしさを演出する方法の一つとして、和食に洋食器、カフェや洋食に和食器をあえて使用することも。食材も洋食・和食などのジャンルを超えて使うことが多くなっている中で、新しいインパクトの与え方とも言えるでしょう。
使用例としては、シリーズで揃えた中に1点種類の違うのものを使うなどすることで、変化をつけてみてください。自分らしい店づくりを楽しんでみてはいかがでしょうか。
あえて統一せずに違う食器を揃えお客様に選ばせる
日本酒用のお猪口などは、1点づつ違うものを揃えて、お客様に選んでもらうのも喜ばれます。 コーヒーや紅茶のカップは種類も豊富なので、あえて統一せず違うもので提供することで、お客様同士への話題提供にもなります。
業務用食器では複数個単位での購入しかできないものもありますが、単品で購入できるものも多数あるので、いろいろと検討してはいかがでしょうか。
名入れ・ロゴ入れという差別化
飲食店では、店の名入れをしているところもあります。名入れを施すことで、初めてのお客様にお店の名前を覚えていただくきっかけになったり、インスタグラムで料理写真を投稿してもらうことができれば、料理とともにお店の名前やロゴも発信されることになります。
必要な数、資金は?
ここまでは飲食店における業務用食器の選び方について説明しました。では実際に購入する際に、どのくらいの数量の食器を用意しておけばいいのでしょうか?
必要な食器の数は、席数の1.5〜2倍
メインとなる食器の数量は、座席数の1.5〜2倍くらい用意しましょう。ビールなどよく出る飲み物のグラスは座席数の2倍くらいは必要です。割れたりすることを考えると少し余分に購入し、ストックで置いておくのもよいと思います。
メイン以外の食器は座席数の半分程度用意したら良いでしょう。何人で切り盛りするのか、ピーク時に何回転するのかによって必要な数量も変わってきますが、お客様をお待たせしないためにも余裕を持って揃えておいた方が良いでしょう。
個人の飲食店では忙しい時に食器が足りなくなることも
飲食店では注文を取ったり料理を提供する以外にも、お客様からさまざまな要望が出てくることが多く、ピーク時には想像を超える忙しさになります。
特に個人の飲食店で少人数で店を切り盛りしている場合、混雑時には、食器洗浄器があっても洗い物まで手が回らないということも多々あります。お客様が待てる時間は、料理が出てくるまで15分程度と言われています。食器が足りなくなってお客様を待たせてしまうことにならないよう、十分な食器を用意しておきたいものです。
必要な資金は?
購入の仕方
業務用食器専門店実店舗
まずは、実物を手にとって見ることをおすすめします。東京の
や大阪のなど昔ながらの専門店街には今でもたくさんの店舗がありますし、業務用食器のネット通販大手でも全国に実店舗を置いているところもあります。見た目以上に重たかったりすると使い勝手が悪いですし、微妙な色合いや感触は写真だけではわかりにくです。特にこれから開業するという場合、食器選びにも慣れていないでしょうし、実際にお店に足を運んでみて、これから開業する飲食店のイメージを伝え店員さんにアドバイスをもらうこともできます。
ネット購入
数あるネット通販業者を比較検討でき、好きな時間に購入できるのが魅力です。価格的にも安く、在庫管理もしっかりされているので、数量の確保も安心です。 専門店は比較的大きな都市が中心ですので、地方在住の方はネット通販をうまく活用しましょう。また、過去の購入履歴より買い足す場合にも便利でしょう。
しかし手にとって重さや厚みをはかることはできませんので、無難な食器は通販で、値段の張るものやこだわりの食器は実物を見てと、使いわけるのもいいですね。
業務用食器等取り扱い業者(カタログ購入)
営業していくにあたり、消耗品などは厨房資材卸業者に配達してもらうことが多いと思います。業者のカタログはジャンル問わずなんでも載っていますので、じっくり選んで納品してもらうことができます。
通販と違うところは、見本を持ってきてもらい実物を見てから決めることも可能だというところです。購入したけれどイメージと違った、ということがないのがメリットです。 デメリットとしては、業者が入ることで取り寄せなど少々時間がかかるという点です。利用する場合は時間の余裕をみて注文するとよいでしょう。
アウトレットで購入
アウトレット商品の良いところは、なんといっても価格の安いところ。元々は質の良い食器が手頃な価格で手に入ります。定番落ちや売り切りの数量限定など、正規の新品ルートのように満足なラインナップや量がそろわない場合がありますので、アクセントになる器や数量のいらない器として購入するなど、上手に活用してみてください。
骨董店・骨董市
昭和レトロなど、若い世代にも骨董やアンティークは人気があります。年代の浅いものや大量に作られていた大衆食器などは、比較的安価に購入できます。骨董店や雑貨店、骨董市など時間があれば足を運び、ほかにはない器を使うことで店のイメージづくりにも役立ちます。
業務用食器おすすめ10選
最後にこれだけ最低限揃えていれば飲食店開業ができるおすすめの業務用食器10選を紹介いたします。 多種多様な業務用食器が購入できるECサイト
や、のリンクから購入できるようにしておりますので、ご活用してみてはいかがでしょうか。ビールグラス
すらりとしたフォルムのビールグラスは、ビールだけでなくビアカクテルにも使用できます。和洋問わず使え、オシャレな雰囲気を演出してくれます。
ワイングラス
料理ジャンル問わず、日本でも当たり前に飲まれるようになったワイン。透明感と輝きを誇る「スター グラス」使用。ワインの味をさらに引き立てるためにデザインされています。
洋平皿
使い勝手の良い白い平皿。パンやケーキ、デザート、取り皿などに重宝します。リム(縁)がないので広く使え、すっきりとした印象です。大きさ違いもあるのでシリーズで揃えることも可能です。
洋楕円深皿
白の深皿。前菜やサラダやフルーツなど多用途に使えます。
洋角皿
メイン料理にもオードブルなどの盛り合わせにも使える四角い大皿。深みのある緑色で和食を盛り付けてもきれいです。
和平皿
あたたかみのある茶系の平皿。和食器では使い勝手の良いサイズで取り皿にもちょうど良いサイズ。和食だけでなく、オードブルやチーズで、デザートなど盛りつけてもきれいでしょう。
湯のみ
湯のみですが、カフェのカップとしてもおしゃれですし、デザートなどにも使え ます。色違いで揃えるのも楽しいですね。
和中鉢
染付けの中鉢。モダンな柄なので和食だけでなく、洋食にもマッチする品の良い器です。
木製プレート
近年流行りの木製プレート。オーガニック・健康志向が高まるなか、食器もナチュラルなものが人気ですね。ランチプレートや前菜盛り合わせなどにも使え、アクセントにもなります。
デザートカップ
カットがきれいな品の良いガラスのデザートカップ。料理が映える器です。
まとめ
飲食店開業にあたり必要な資材・設備はたくさんありますが、なかでも食器類は店の印象を決める大切なアイテムです。数ある業務用食器取り扱い店を比較検討した上で予算を有効に使い、納得できるものを選びたいですね。