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厨房機器の選び方|メーカー別コンロ・シンク・製氷機等紹介

厨房機器の選び方|メーカー別コンロ・シンク・製氷機等紹介
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飲食店の厨房機器の選び方、購入方法を解説。厨房サイズに合った厨房設計・レイアウト計画の立て方。機器購入以外にかかる費用。新品、中古、リースどれお得か?マルゼン・ホシザキ・タニコー…おすすめメーカーは?開業時の厨房設備の揃え方を完全解説。

「いつか自分だけの飲食店を立ち上げる」。これは、飲食業に従事している方の多くが抱いている夢です。

しかし、いざ飲食店を立ち上げたいと思っても行動には慎重さが必要となります。物件探し、資金調達、機器購入と様々な作業を同時並行でこなさないといけません。いざ開店しても1年後には半分が閉店し、10年後には一握りしか残っていないという厳しい現状があります。

それでも自分のお店を持ちたい!という方に向けて、本記事では「失敗しない厨房機器の選び方」をお伝えします。

  • 飲食店の厨房機器購入にあたって最初に注意すべき4つのこと
  • 新品・中古・リース、それぞれの購入方法のメリットデメリット
  • 厨房機器販売業者のタイプと特徴(メーカー・卸売業者・ネット通販)
  • おすすめの厨房機器購入業者「」の紹介
  • 飲食店が必ず買うべき5つの厨房機器
  • 厨房機器導入コストを下げる方法

と順に説明していきますので、最後まで読んでいただければ、あなたの理想のお店づくりは実現に向け大きな一歩を踏み出しているはずです。

飲食店の厨房機器の選び方と注意点

厨房機器 選び方
 「自分が開店するお店のイメージ」、「定価と販売価格の違い」、「保証の有無」、「販売価格以外にかかる費用」それぞれに注意が必要です。

1. 自分が開店するお店のイメージを明確にもちましょう

まず「自分が開店するお店のイメージ」を明確に持ちましょう。 - 敷地面積は何坪か - 席は何席か - 作る料理は何か - どんな料理を作るのか - どの客層をターゲットとしているか - 従業員は何人か

などが詳細に決まらないと、購入すべき厨房機器は見えてきません。そしていざお店のイメージを明確化して購入する段になっても「定価と販売価格の違い」「その他費用」「保障の有無」に注意が必要です。ここではそれについて説明します。

2. 気を付けよう!定価と販売価格は別物

厨房機器の定価と実際の販売価格には大きな差があります。例えば寸法(mm)が横幅1,200×奥行650×高さ1950で4ドアタイプの業務用冷蔵庫の定価は、多くの場合約100万円と非常に高額。しかし、実際の販売価格は

約20万~30万円と70%近く安くなります
。他の厨房機器も定価から50%から60%ほど安くなるのがほとんどです。インターネットで販売価格を確認したり厨房機器販売店に足を運んだりして、値段の相場を確認しましょう。

3. あるのとないとでは大違い?保障の有無

大型の厨房機器を導入する際には、「メーカー保証」がついているかを確認しましょう。「メーカー保証」とは機器が早期に自然故障した場合、無償で修理や交換などを行ってくれる制度の事です。毎日営業する飲食店で厨房機器が故障するのは大きな損失につながりやすいので「

メーカー保証」は重要となります
。中古で購入した場合は「メーカー保証」がついてない事もあるので注意しましょう。

4. 厨房機器は買って終わりではありません。別途かかる作業とその代金

厨房機器を購入する際は、本体代金だけでなく導入にかかる別途費用にも留意する必要があります。大型冷蔵庫なら飲食店に設置するための搬入費用、製氷機なら水道工事費用、大型のガスフライヤーならガス工事費用等が必要です。ネット通販では「送料無料!」をうたっているものが多いですが、その場合お店の軒先に降ろすだけで運送業者が帰ってしまう事も。

搬入、設置、機器接続
が完了して初めて厨房機器が使用できることを意識しましょう。

新品・中古・リース、それぞれの購入方法のメリット・デメリット

厨房機器 選び方
 外食産業の冷え込みが厳しくなる昨今、導入に費用の掛かる厨房機器は新品購入だけでなく中古品購入、リースなども盛んに行われています。しかし、それらの導入方法のメリットデメリットをしっかり把握していないと逆にコストがかかってしまう場合もあるので注意が必要です。新品購入、中古品購入、リースの特徴をしっかり把握し自分に合った導入方法を選びましょう。

新品

新品の購入は

長期的に考えるとコストがかからない方法です
。故障や破損のリスクも少なく、メーカー保証もしっかりついているので数年~10年の長期にわたって安定して使用できます。閉店や移転などで売却する場合も半額以上の高値が付きやすいです。デメリットとしてはやはり高額であることとが挙げられます。資金が乏しいのでなるべく安い費用で開店したいという方には向いていません。

中古

最近流行しているのが中古の厨房機器の購入です。「外食産業の景気の冷え込み」と「飲食店の早期の閉店や倒産が非常に多い」ため、中古品が常に供給されることが挙げられます。コストを抑えられるのが最大のメリットで、もし経営に失敗しても資金を温存することが可能となります。デメリットとしては良い状態のものを購入をしないと破損、故障のリスクが高いことです。

リース

リースとは、厨房機器をリース会社に購入してもらい一定期間それを借りることが出来る制度です。 - 初期費用が大幅に安い - 処理費用がかからない - アフターサービスが受けられる

というメリットがあります。逆にデメリットとして - リース審査に落ちる場合がある - 途中解約が出来ない - 最終的に購入するより割高

という点が挙げられます。

6年契約でリースしたが2年でお店が倒産してしまった、という場合でも残り4年間の使用料は払わないといけないので注意しましょう

厨房機器販売・設置業者のタイプと特徴(メーカー・卸売業者・ネット通販)

厨房機器 選び方
 導入するべき厨房機器が決まったら、それをどの業者から導入するのかを選ぶ必要があります。

  • 新規開店なら内装業者に一任する
  • 厨房機器販売業者に任せる
  • ネット通販で購入する

など選択肢は豊富です。それぞれ一長一短ありますので、自分に合った方法を選ぶためにも特徴をしっかり把握しましょう。

内装業者に厨房機器購入の丸投げはおすすめできません

新規開店の場合、お店の工事を請け負っている内装業者に厨房機器販売業者を紹介してもらい機器を揃えてもらう事ができます。しかし、これはあまりおすすめできません。理由としては、中間マージンが発生するので自分で発注するより費用がかかってしまうからです。インターネットを活用して中古製品などコストパフォーマンスのいい商品を自分で選んで導入するほうがコストは抑えられます。

理想は厨房機器販売業者から購入する

餅は餅屋、ということで厨房機器販売業者から機器を購入することが一番理想的です。一番のメリットとしては、専門知識をもった方の助けを借りられることです。インターネットでは安い商品は買えても商品の使い方や効率の良い導入方法は見えてきません。主な厨房機器販売業者を紹介しますので、自分に合った業者探しに役立ててください。

メーカーから購入

冷蔵庫ならホシザキ、ガス機器ならマルゼンなど厨房機器メーカーから機器を購入することは、導入する機器に関する専門知識をもつ方のサポートを受けられるメリットがあります。使い方の詳細な説明やスムーズな設置はもちろん、使用に適さない環境や利用コストの押さえ方などコアな知識を得ることができるでしょう。逆に言えば、専門外の商品に関する知識はもっていない可能性が高いというデメリットもあります。メーカーなので中古品を買う事もできません。

卸売業者から購入

メーカーから商品を仕入れて販売する卸売業者は、様々なメーカーの多種多様な商品を取り扱っています。そのため、

  • 厨房機器や備品の調達
  • 機器の修理、アフターサポート
  • 閉店、移転時の機器処分

など飲食店の営業に関する様々なサポートを一括で請け負ってくれます。 以前は商品を安く購入できるというメリットもありましたが、ネット通販という強力なライバルが登場。しかし、中古品の取り扱いや自身もネット通販を開設するなど様々なサービスを展開することで対抗しています。

東の合羽橋筋、西の道具屋筋で購入

日本には小規模な厨房機器卸売り業者が軒を連ねる珍しい商店街が二か所あります。東京都台東区の合羽橋筋、大阪なんばの道具屋筋です。歴史ある両商店街には創業百年を越える老舗も珍しくなく、豊富なノウハウを持った従業員と商店街らしいマニアックな商品に出会えます。観光客や一般人も数多く訪れており、気軽に訪れる事ができます。近郊にお住いの方は一度行ってみるのもいいでしょう。

ネット通販での購入

近年発展を遂げているのが、ネット通販による厨房機器の販売です。わざわざ販売店に足を運ばずとも商品をみることができ、商品価格も販売店よりも安いものが多大きなメリットがあります。WEBサイトのみで営業を行う厨房機器販売会社なども現れるなど、

インターネットの活用は飲食業者にとって不可欠なもの
となっていくでしょう。ネット通販による厨房機器購入方法は主に2つあります。

厨房機器販売サイトで購入

厨房機器業者のネット通販サイトは豊富にありますので、自分の好みに合ったサイトから好きな商品を買う事が可能です。ネット販売を意識してか「激安」、「最安値」など安価に商品を買えることをアピールするサイトが多く、中古厨房機器のみを販売するサイトもあります。デメリットとしては、

実際に届くまで商品を自らの目で確認することが出来ない事です
厨房機器は、ガスの接続口や電圧など一つ設置条件を間違えると動作しないので設置条件の確認は怠らないようにしましょう

「テンポスバスターズ」

おすすめの厨房業者として、厨房機器卸売り業者「

」を紹介します。厨房機器の販売や買取はもちろん物件探しや求人、店舗デザイン、販促サービスなどこれまで複数の業者に依頼していた業務まで一括で行ってくれる事で人気を博している業界のパイオニアです。「テンポスバスターズ」の利点は3つあります。

バリエーションの豊富さ

様々な商品を取り扱う卸売業者の中でもずばぬけて商品バリエーションが豊富です。厨房機器や備品の新品中古品はもちろんの事、大量生産で常識外れの安さを実現したオリジナル厨房機器や家具までそろえることが出来ます。これまで数社にまたいで揃えていた道具を一括で入手でき非常に便利です。

サービスの豊富さ

販売店の

、ネット通販の、物件探しの、求人を代行するなど飲食店経営に必要な業務のすべてを外注することが出来ます。それぞれの部門で専門知識を持った人間のアドバイスを受けられるので、新規開店の成功率をぐっと高められるでしょう。

ノウハウの提供

飲食店の開業~経営ノウハウの公開にも積極的なのが「

」の特徴です。開業に必要な11項目、万が一閉店した場合の対処法、食品メーカーの紹介などがホームページで無料公開されています。最近飲食店の生存率をあげるための支援サービスであるドクターテンポスも開始され、多くの方が相談に訪れています。

買うべき厨房機器5選

厨房機器 選び方
新規開店に必要な厨房器具はお店によって千差万別ですが、
法律で設置が義務付けられている機器もあります
。今回はどんな飲食店にも必要な厨房機器5つの詳細と選ぶ際のポイントを紹介しますので、飲食店開業をお考えの方はぜひ参考にしてください。

冷凍冷蔵庫

冷凍冷蔵庫の設置は、

飲食店の認可基準の一つ
となっています。つまり、飲食店にとって冷凍冷蔵庫はなくてはならない存在なのです。一般的な飲食店なら、4ドアタイプの業務用冷凍冷蔵庫が最低ひとつは欲しい所。メーカーではホシザキがシェアのトップに立っていますが、大和冷機などその他のメーカーの方が費用が安めです。

厨房機器 選び方
出典:nexyz.jp

製氷機

冷凍冷蔵庫に次いで重要度が高いのは製氷機です。業務用製氷機を利用せずに氷を調達するのは莫大なコストがかかります。氷の容量は

25kgが最小サイズが基本
で、そこから35kg、55kgと増えていきます。自身のお店の規模に合ったサイズを選びましょう。

厨房機器 選び方
出典:ai-service.net

洗浄設備

給湯設備を備えた洗浄設備も飲食店の認可基準の一つです。手で洗うなら二槽のシンクを、自動化したいなら食器洗浄機を導入することが基本となります。ここは業務用食器洗浄機をと言いたいところですが、最小サイズでも本体価格3~40万が相場です。小規模店舗なら二槽シンクで済ませましょう。

厨房機器 選び方
出典:hoshizaki.co.jp

食器棚

実は扉付きの食器棚も認可基準に含まれます
。お客様に提供する料理と直に接するお皿にほこりなど異物が溜まらないようにするためです。主に地面に設置するタイプと壁面に取り付けるタイプの2つに分けられます。小規模店舗なら、壁面に取り付けるタイプの方がスペースを取らないのでおすすめです。

厨房機器 選び方
出典:inshokuten.com

作業台

作業をしたり物を置いたりするためのステンレスの作業台も飲食店ではなくてならないものです。既製品も数多くありますが、お店のレイアウトに合わせ寸法や構造を細かく指定して内装・施行してもらうのが一般的となっています。

厨房機器 選び方
出典:tenpos.com

導入コストを限界まで下げる方法

厨房機器 選び方

最後に、厨房機器の導入コストを限界まで下げるテクニックを紹介します。生存競争の激しい外食産業で生き残るためには資金の無駄遣いは絶対に避けたいところ。生存確率を少しでも上げるため持てる手段をフル活用していきましょう。

一括導入で値下げを狙う

厨房機器はできるだけ同じ業者のところで一括購入しましょう。多くの場合値引きされます。一括購入すると値引きすることを謳う業者もいますが、基本的には自分から「一括購入するから値引きして欲しい」とお願いしたほうが良いでしょう。

厨房機器業者同士を争わせよう!

最初から購入を依頼する業者を決めず、複数の業者から相見積もりを取りましょう。手間はかかりますが、業者同士争わせると自身を指名してもらうために値下げ率もアップします。複数の見積もりを比較し、自分の条件に最も合致する業者を指名しましょう。

作業費の下げ方

余裕があれば、搬入や簡単な設置などは従業員たちで行うのも手です。すべてを業者に任せると、人件費や作業費が増えコストが増大します。搬入される機器をチェックし、必要な人数を業者と話し合って決めればスムーズに進みます。

値下げ交渉のやりかた!

値下げ交渉は複数回に渡って行うのもよいです。業者も値下げ交渉が行われることは想定しており、2~3回値下げが出来るよう余裕をもって価格調整をしている場合があります。もちろん、度が過ぎると逃げられますので駆け引きは慎重に行いましょう。

まとめ

いかがでしたか?ここまで様々な観点から、厨房機器の購入に関する知識・ノウハウをお伝えしてきました。これらを勉強しておくことは、理想のお店作りを行う上で必要なことです。同時に、厨房機器を購入する際に失敗する確率を減らすこともできるでしょう。あくまでも自身が主導権を握っておくことを忘れずに、厨房機器の購入に関する体系的な理解をしてお店作りをスタートさせましょう。

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