業務用コーヒーメーカーの選び方を解説 使いやすから味まで紹介の、おすすめ5選
業務用コーヒーメーカーの魅力やカリタ社などの最新型業務用コーヒーメーカーを紹介しています。コーヒーを導入することで、バリスタがいれるような本格的な一杯をお客様に提供できます。
ブルーボトルコーヒーなど海外からの高価格帯のサードウェーブコーヒーが流行る一方、コンビニでも挽きたてのコーヒーが飲めるなど、ここ数年でコーヒーの選択肢が広がり消費者のこだわりは深まっています。
しかし、おいしいコーヒーを提供するには3つの関門があります。 * コーヒーに精通したバリスタが必要であること * 一杯一杯ハンドドリップを作るには時間をかける必要があること * スペシャリティコーヒーの豆は通常の豆の2倍以上の価格であること
この記事では、3つの関門を一気に解決する最新の業務用コーヒーメーカーを紹介します。コーヒーメーカーを使ってコーヒー専門店に負けないおいしいコーヒーをお客様に提供しましょう。
最新のコーヒーメーカーは何が違うか
飲食店経営で悩みがちな、おいしいコーヒーを提供するための3つの関門(バリスタの雇用、ハンドドリップに必要な時間、スペシャリティコーヒーのコストの問題)を楽々クリアできるのが最新のコーヒーメーカーです。
最新のコーヒーメーカーは完全自動化によってバリスタの技術を再現することに成功した機種が多々あります。また最新のコーヒーメーカーは下記のような機能によって、店の効率化とコーヒーの質の向上を実現することを可能にしています。ぜひその性能を一度確かめてみてください。
いっぺんに大人数分のコーヒーを準備できる
1杯ずつコーヒーをハンドドリップする場合、1杯を作るのに2分ほどの時間がかかります。しかし業務用の最新コーヒーメーカーでは1分で3杯、数分で数十杯分など、大人数分のコーヒーを一度に準備できるようになっています。
作れるコーヒーの量や1杯あたりに必要な時間はコーヒーメーカーの機種によっても異なりますが、いずれもハンドドリップするより格段に効率よくコーヒーが抽出できます。
またコーヒー抽出のために今まで必要としていた人員と時間を大幅に削減できるようになるため、余った人員と労力を使い、メニューやサービスのさらなる充実・向上をはかることも可能です。
バリスタ並みの技術を自動設定できる
最新のコーヒーメーカーにはコーヒーの蒸らし時間やドリッパーに注ぐ湯量や湯温、湯を注ぐ間隔までを全て設定できる機種があります。また、バリスタ監修のレシピが組み込まれていて、完全自動化でバリスタ並みのコーヒーを抽出できるマシーンがあります。
使用する豆に応じて自由に抽出設定ができるため、誰が入れても同じようにおいしいコーヒーが入れられます。さらに普通の豆を使用してもプロが入れたようなおいしいコーヒーを提供することができます。
今までプロの勘と経験に頼るしかなかったコーヒー抽出が、完全自動化によってバリスタなしでも実現できます。
抽出したコーヒーをそのまま保温することができ、すぐに提供が可能
さらにコーヒーメーカーには抽出したコーヒーを最適な温度で保温できる機種もあります。
あらかじめ保温機能のついたコーヒーメーカーなら抽出設定や抽出にかける時間も手間もなく、ポットからカップにそのままコーヒーを注ぐだけです。アルバイトスタッフでも簡単にクオリティの高いコーヒーを提供することができます。
ただし保温したコーヒーは抽出したてより、どうしても味や香りが落ちがちな傾向があります。そのため保温前提とするなら、抽出後にも香りや味が長続きするような豆を吟味する必要があります。 もしくはストックしておくコーヒーの量を少なめにして、なるべくできたてのコーヒーを味わってもらうようにするとよいでしょう。
おすすめ最新コーヒーメーカー5選
飲食店運営においてコーヒー提供時の効率を格段にあげてくれるのが、以下のような最新のコーヒーメーカーです。サイズも性能も機種によってさまざまなため、自分の店に一番合うコーヒーメーカーを選んでみてください。
業務用コーヒーメーカーの中でも格段の知名度を誇るのが、ドリップコーヒーメーカーを古くから手がけてきたカリタです。はコンピューターコーヒーメーカーの異名を持っています。
便利な水道水直結型なので、コーヒー抽出の度に水をタンクに入れる必要がありません。ただし水道水を使用するため、コーヒーメーカーを設置する場合は合わせて浄水器の設置が必要です。しばらく蒸らしてから濾すためお店独自の味づくりに貢献します。
本体サイズ | 400×380×650mm |
抽出能力 | 180杯/h |
最大使用水量 | 2,000cc |
温度と湯量の調整が可能なG4テクノロジーを導入して、パーフェクトなタイミングでいつでもおいしいコーヒーをお客様に提供することができます。
4.3インチのカラータッチパネルを搭載しているため画面が見やすく操作も便利。またインテリフレッシュテクノロジーにより、コーヒーをフレッシュな状態で優しく保温します。
本体サイズ | 461×570×740mm |
抽出能力 | 75L/h |
最大使用水量 | 5,600cc |
コーヒーを抽出した後、経過時間と残量を表示してくれるサーマルフレッシュトラックシステムを採用。営業時間中でも瞬時に残量と、抽出後の保温時間が確認できるためお客様にフレッシュな状態のコーヒーをお出しすることができます。
4.3インチのタッチスクリーンを搭載しているため操作しやすく便利です。
本体サイズ | 281×527×628mm |
抽出能力 | 17L/h |
最大使用水量 | 3,800cc |
マシーン内で保温を行うウォーターヒーティングユニットをカウンター下に設置できるため、見た目にもスタイリッシュ。カウンターでお客様と対話しながら、抽出したばかりの最高の香りをお客様に楽しんでいただくことができます。また従来のマシーンと同様にG4テクノロジーを採用しているため最高の味を引き出す一杯を、お客様に提供することもできます。
本体サイズ | 279×514×626mm |
抽出能力 | 35L/h |
最大使用水量 | 19,000cc |
湯音・湯量・スピードがコントロールできるタッチパネルを搭載した業務用コーヒーメーカーです。自動抽出モードとレシピを自分で設定するマイレシピモードがあり、好みの設定を機械に落とし込めるため、限りなくハンドドリップに近いコーヒーを提供することが可能です。
また、抽出のみを行うマシーンなので保温はできません。保温する場合は保温用ポットに移し替えが必要です. 他のコーヒーメーカーに比べて家庭用の容量に近いため、小規模の飲食店の方におすすめです。
本体サイズ | 245×120×290mm |
抽出能力 | 記載なし |
最大使用水量 | 700cc |
まとめ
業務用コーヒーマシーンは使い方次第で、店の運営をさらに効率化することができます。
例えばボタンひとつで簡単にコーヒーが入れられる機種なら、セルフサービスとしてコーヒーを提供することも可能です。またテイクアウト可能な方式にすれば、店の前をたまたま訪れた通行人にも店を利用してもらうこともできます。
さらにバリスタ並みのハイクオリティなコーヒーが抽出できる機種なら、バリスタが入れるスペシャリティコーヒーのような本格的な一杯を堪能していただくこともできます。
使い方や機種の選び方次第で、店の質が大きく変わり、また効率化も格段に進むのが業務用コーヒーメーカーです。ぜひその導入を一度検討してみてはいかがでしょうか?