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業務用食洗機の導入方法と使い方と購入方法、新品・中古・リースの比較

業務用食洗機の導入方法と使い方と購入方法、新品・中古・リースの比較
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飲食店を開業する際、業務用食洗機を導入するメリットやデメリット、導入方法について紹介します。業務用食洗機を導入するか迷っている方、一括購入や中古購入、リースといった支払い方法がわからない方、導入するための設備を知りたい方必見です。おすすめ業務用食洗機も紹介しています。

飲食店を開業するにあたって、店舗立地や設備などのハード面から、メニューやスタッフ数などソフト面まで様々なことを考えなければなりません。そんな中で「業務用食洗機」は贅沢品だと切り捨てられがちです。 実は、業務用食洗機を使うことで便利さだけでなく多数のメリットが得られます。 今回は、業務用食洗機のメリットやデメリット、必要な設備、おすすめ製品、支払い方法などの導入方法について紹介したいと思います。

業務用食洗機を使うメリット

業務用食洗機

現在の日本はあらゆる業界で人手不足が深刻です。その中でも飲食店業界は、最も人手不足が顕著な業界といっても過言ではないでしょう。

これから飲食店を開業しようとする皆さんは、「いかに少ない人数で、効率よく店を回せるか」を模索しているのではないでしょうか? その解決の糸口になるのが、業務用食洗機なのです。

業務用食洗機で人件費、光熱費、洗剤代の削減ができる

に、直径230mmの皿を2,000枚洗う場合にかかる人件費(時給700円)、光熱費(水道、電気、ガス)、洗剤代(洗剤、リンス剤)を手洗いと業務用食洗機で比較したものがあります。 それによると、手洗いの場合のコストは10,105円で、パナソニックの業務用食洗機を使った場合のコストは2,700円程度です。

業務用食洗機

しかも、業務用食洗機の場合は洗浄に人をつける必要がないので、計算上人件費はもっと安くなると記載されています。 つまり業務用食洗機を導入すれば、作業コストを73.3%以上カットできることになるのです。

清潔さを保てる

業務用食洗機はラックに食器をセットして蓋を閉めれば、自動で洗浄を開始します。そして、80℃以上の熱湯洗浄により殺菌されるので非常に清潔です。

更に手洗いに比べて業務用食洗機を使用すると、食器が棚に収まるまで人の手に触れる機会が格段に少ないので、保健所でも業務用食洗機の導入が推奨されています。

作業効率がアップする

業務用食洗機が洗浄のために要する時間は約1分程度です。 ラックに食器を並べて蓋を閉めれば、すぐに別の作業に取りかかれます。洗い終わると、蓋を開けておけばお皿は自然乾燥で乾きます。

手洗いでスポンジを泡立てて、濯いで、水切りをして、クリーンダスターで拭くという作業を考えると信じられないほど効率がアップします。

業務用食洗機を使うデメリット

業務用食洗機

洗えない食器がある

業務用食洗機はすべてのものを洗えるわけではありません。洗えないものとその理由をまとめた下記の表をご確認ください。

洗えない食器 理由
強化ガラス製の食器 急激な温度上昇によりガラス内部の応力が膨張し突然破損する
漆塗り 漆が高温で剥げる
クリスタルグラスやカットグラス ガラス成分と専用洗剤が反応して表面が白くくもる
銀、アルミ、銅製品 素材の成分と専用洗剤が反応して表面に黒ずみが出る
木や竹の製品 食洗機の熱により変色、変形がおきやすく、壊れやすくなる
木製のまな板 包丁傷の殺菌ができない   反りが出る
鉄製、フッ素加工のフライパン 錆びやコーティング剥げの原因になる
金、プラチナのついた物 専用洗剤と反応を起こす可能性がある

厨房内のスペースをとる

小型の業務用食洗機でも縦450㎝×横450㎝×高さ830㎝程度の大きさがあり、シンクの近くに正方形の作業台1台分のスペースが必要です。

たとえコンパクトタイプの業務用食洗機を使用しても、一度に洗える量が少ない上に、シンクの横にラックを設置できない場合は、業務用食洗機に食器を移し入れる手間がかかります。

乾燥してもしばらく食器が熱い

回転寿司屋で、寿司が来たけどお皿が熱かったことがありませんか? お客様がシメのデザートでアイスクリームを注文したけれど、忙しい日でお皿が間に合わず、急いでボールに氷水を作ってお皿を冷やした経験はないでしょうか?

このように忙しい日は、業務用食洗機で食器は洗えていてもお皿が熱いので、すぐ使う分だけ手洗いしないといけなくなる場合もあります。

業務用食洗機を設置するために必要な設備

業務用食洗機
業務用食洗機を設置するためは電源、給排水、給湯設備が必要になります。 スケルトンの状態からお店を作るなら、業務用食洗機が設置される場所にピンポイントで電源、給排水、給湯設備を合わせて設計できます。

しかし、居抜き店舗で業務用食洗機がなかった場所に設置するとなると、周りの設備を確認しなければなりません。 ここでは、設置する給湯器の種類と電化厨房での業務用食洗機の導入、洗い場の導線確保について説明します。

必要な給湯器の種類

業務用食洗機に繋ぐためには、80℃設定の給湯器が必要です。 つまり、業務用食洗機専用80℃の給湯器とシンク用40℃の給湯器(温度調節機能付き)を2台設置するか、混合栓で水とお湯で温度を調節するカランを設置する必要があります。 また、業務用食洗機のタイプによっても設置する給湯器の号数(能力)が違ってきます。

  • 給湯器直結型 80℃設定の給湯器で業務用食洗機に直接給湯するので、大型の給湯器が必要になります。

  • 貯湯タンク内蔵型 業務用食洗機自体にお湯を貯める電気ヒーターが内蔵されていて、100Vタイプと200Vタイプのものがあります。200Vタイプはヒーターが強力なので、給湯器の号数が小さくてすみます。

  • ブースター外付型 給湯器から供給されたお湯を業務用食洗機に必要な温度までブースターが上昇させます。給湯器の号数は小さくてすみますが、消防法上、レンジフードの設置が義務付けられています。

  • 水道直結型 超強力なガスブースターにより、水道から供給される水を急速にお湯にして業務用食洗機に供給します。給湯器を設置できない場合でも業務用食洗機が導入できます。 しかし、ガスブースターが強力な分、価格が割高になる場合がほとんどです。

電化厨房でも業務用食洗機は導入できる

ガスではなく電化厨房でも、電気給湯器とタンクの合わせ技で、業務用食洗機の設置は可能です。 ただし、ガスの方が瞬間的なパワーが大きいため、電化厨房の場合はお店の規模に合わせた、貯湯タンクが必要です。

洗い場の導線を確保する

お店で業務用食洗機を導入する場合は作業効率を考えると、

1.シンクで食器を下洗い 2.ラックに食器を立ててスライドさせ、洗浄 3.ラックを引き出して自然乾燥

というサイクルが成り立つような洗い場の導線の確保が必須です。

この洗い場の導線がうまく機能しないと、洗浄から収納の間でもたついてしまい、シンクに洗い物が溜まってしまいます。

店舗の規模や回転率に応じて、ラックごとに食器を自然乾燥できるスペースを確保しておかなければ、繁忙時になればなるほど、洗い場からスタッフが離れられなくなってしまいます。

業務用食洗機の購入方法(一括、ローン、リース)の特徴

業務用食洗機

業務用食洗機を導入する際、一括購入、ローン、リースという3つの支払い方法があります。 店舗の設備投資をするにあたって業務用食洗機をはじめとする厨房機器は高額なので、支払い方法が悩ましいですよね。 そこで、それぞれの支払い方法の特徴について説明していきます。

業務用食洗機の一括購入の特徴

一括購入のメリットは長期的に見ると安くなります。ローンやリースに比べて、利子などを支払わなくてすみます。

一方、デメリットは多額の資金が必要になります。業務用食洗機は1台100万円以上するので、手元に資金がない場合は、ローンやリースを活用する必要が出てきます。

業務用食洗機のローンの特徴

一括購入できる現金が無い場合、ローンを組む方法が考えられます。

メリットは、初期資金を別の投資に回すことができる点です。自己資金がなくても、銀行や日本政策金融公庫から借り入れることはできます。しっかりした事業計画を書いて、創業時に利用できるローンを活用しましょう。

一方、デメリットは開業資金を限度額いっぱい借り入れていたり、支払いが遅れがちであると、ローンを組めないことがあります。またローンは銀行からの融資枠を狭めてしまうことにもなります。

業務用食洗機のリースの特徴

リースとは、毎月飲食店がリース料を支払うことで、リース会社が所有している機械を貸し出してくれることです。

リースのメリットは銀行からの融資枠を使わずに資金を調達できることです。 また、リースの場合の所有権はリース会社にありますので、固定資産税の対象にならず、節税できるというメリットもあります。

デメリットは利子が一括購入やローンより高額で、トータルの支払いが増える点です。 また、リース契約は途中で解約することができません。万一、お店を閉めるときにリース残債が残っている場合、月々のリース料は支払い続けなければならないこともあり得ます。流行や使用する期間を考え、リースの契約期間は短めに設定する方がいいいかもしれません。

業務用食洗機のタイプとおすすめ製品

業務用食洗機

業務用食洗機のタイプ

業務用食洗機のタイプは大きく分けて、 - 中規模~大規模店舗向きのドアタイプ - 小規模~中規模店舗向きの小型ドアタイプ - 小規模店舗向きのアンダーカウンタータイプ - 小規模店舗向きのトップドアタイプ - 病院、社員食堂、給食施設などの大規模施設向きラックコンベアタイプ

上記の5つのタイプに分類されます。各タイプについて説明していきます。

  • 中規模~大規模店舗向きのドアタイプ

蓋を垂直に持ちあげ、ラックをスライドさせて、ドアを閉めると洗浄が始まります。 シンクの角に業務用食洗機を設置することもできます。

  • 小規模~中規模店舗向きの小型ドアタイプ

ドアが1側面または2側面についていて、ラックをスライドさせ、蓋を閉めると洗浄が開始します。1側面タイプは出し入れのみ、2側面タイプは洗浄後反対側にラックを引き出せます。

  • 小規模店舗向きのアンダーカウンタータイプ

作業台などの下に業務用食洗機を設置することで、スペースの有効活用ができます。 下洗いした食器を作業台の下にあるラックに入れて、満タンになったら蓋を閉じて洗浄します。 洗浄が終わると、下開きのドアを開けて、ラックを引き出して、乾燥させます。

  • 小規模店舗向きのトップドアタイプ

ラックを使わず、トップのドアを開いて下洗いした食器をどんどん入れていきます。蓋を閉めると洗浄開始します。 ラックを使わないので、洗い終わると、手で食器を取り出して収納します。

  • 病院、社員食堂、給食施設などの大規模施設向きのラックコンベアタイプ

よく食堂の返却口で見られる業務用食洗機です。ラックに食器を入れるとコンベアーで自動的に食洗機の中をラックが通って、反対側に洗われた食器が出てきます。

おすすめの業務用食洗機

メーカー/型番 タイプ 性能(大皿/h) サイズ(縦×横×高さ) 定価
ドア 1088枚/h 640×655×1432 1,537,920円
ドア 960枚/h 640×670×1445 1,298,000円
ドア 688枚/h 670×650×1420 1,570,320円
小型ドア 350枚/h 450×450×1220 1,082,160円
リターン 960枚/h 600×600×1375 1,027,080円
リターン 672枚/h 600×600×1277 1,261,440円

中古で業務用食洗機を購入する方法

業務用食洗機

新規開業の際には不測の事態に備えて、運転資金はなるべく多く残しておきたいものです。その場合、「中古」という選択肢を思いつく人も少なくないでしょう。 そこで中古で業務用食洗機を取り扱う業者とその価格をいくつか紹介します。

中古業務用食洗機を取り扱う業者

  • 新品、中古品を取り扱っています。メーカー補償後、さらに延長保障があります。

  • 新品、中古品を取り扱っています。日本中に60店舗展開しているので、品質状態にばらつきのある中古品の実物を見に行けるのが強みです。

  • 関西圏の飲食店であれば設置まで行ってくれます。3ヶ月の保障が付いています。

  • 埼玉県川口市のリサイクル厨房機器店です。品揃えも多く、独自の保障基準を設けています。

  • 町の小さなリサイクル店は大抵、で業務用食洗機を出品しています。思わぬ掘り出し物に出会うこともあるかもしれません。先述したさんもに出品しています。

激安商品も見つかる中古業務用食洗機の価格

中古品は、状態や年式などによって価格差があります。 下記は記事執筆時(2018年5月27日時点)のあくまでも参考ですので、具体的な価格は中古厨房機器店のサイトで問い合わせするようにしてください。

中古の業務用食洗機の価格はメーカーの定価と比べて非常に安いです。 この価格なら、業務用食洗機を導入しても、すぐに元がとれそうですね。

リースで業務用食洗機を導入する方法

業務用食洗機
 飲食店が業務用食洗機を購入せずにリースする際、どのような業者がいいのしょうか?また気をつけておくべき点はあるのでしょうか? ここでは、業務用食洗機のリースを取り扱っている業者とリースの注意点について紹介します。

業務用食洗機のリースを取り扱う業者

  • マルゼン、タニコー、フクシマ、パナソニック、ホシザキ、ダイキンなど店舗で必要な業務用機器の主要メーカーが何でも揃います。300万円オーバーの厨房機器一式が月々2万円以下のリース料で契約できます。 搬入から設置もお任せで、店舗クリーニング、メンテナンス体制も充実しています。

  • リースはもちろん、物件から開業、経営指南、閉店まで飲食業のことならどんなことでも相談できます。 国内メーカーはすべて対応可能で、メーカー保障後の修理もしてくれます。

業務用食洗機をリースする際の注意点

リース期間が満了すると、再リースするか買い取るかを選べます。しかし、最近では買い取りに応じないリース会社があったり、再リースの金額が高額であったりと、トラブルも見受けられます。 また、お店を閉めるときにリース残債が残っていると、所有権はリース会社にあるので、勝手に売ってお金に変えることはできません。返済方法はリース会社との話し合いになりますが、店を閉めても月々のリース料は支払い続けなければならないこともあり得ます。

まとめ

飲食店の業務用食洗機の導入についてまとめてみましたが、いかがでしたか?

新品で購入する場合は、最新型製品が手に入り、メーカー保障がつきます中古で購入する場合は、価格を安く抑えることができますリースする場合は、税金の申告が不要であるとともに、銀行からの融資枠を減らさずにすみます

このように業務用食洗機の購入、中古、リースはそれぞれメリットがあります。是非、あなたの状況とお店の規模にに合った業務用食洗機の導入を考えて、お店の作業効率をアップさせましょう。

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